教員情報  
     


  サイトウ アツコ
  齋藤 慈子   教育学部 児童教育学科   講師
■ 標題
  3~5歳児を持つ親の育児におけるソーシャルサポート-母親の視点から-
■ 概要
  本稿では、父母の養育態度、育児ストレスと子どもの問題行動の関連を調べるための調査の一環として測定したソーシャルサポートの内容を、母親の視点から、その就労形態を区別してまとめた。結果、配偶者を含め、親族(自分および配偶者の親)からのサポートは、母親の就労形態による違いがほとんどみられなかった。また母方祖母が、最も頻繁に子どもと会い、最も様々な種類の関わりをしており、かつ最も頼れる相手であると母親が認識していることがわかった。一方、公的および地域からのサポートに関しては、就労形態による違いがみられた。一時預かりは、フルタイムの母親が利用し専業主婦が利用しない傾向がみられ、子育て広場や児童館は専業主婦の母親がよく利用している傾向がみられた。フルタイムの母親は、子どもを通じた地域とのつきあいのネットワークが小さい傾向がみられた。親族以外のサポートとして、保育士・幼稚園教諭への相談は、就労形態によらず配偶者、自分の親に次いで高い頻度で行っていたことから、保育者の保護者支援における重要性が示唆される結果となった。
  齋藤慈子、野嵜茉莉
  共著   武蔵野教育学論集      2017